決める+パッション+行動
これは、目標達成や願望実現のための3原則だと思っています。
その中でも一番大切なのは「決める」こと。
ナビで目的地を設定しなければ辿り着けないように、まずは目標を具体的に決めることが必要です。
目標を決めると、自然と達成のための方法を探し出すようになります。
脳科学的にも、RASという機能が働き始め、フォーカスした情報を集め出すことが知られています。
私は、最低限「決める」ことさえできれば、時間がかかったとしても、いずれは目的地にたどり着けると思っています。
パッションがエネルギーを生み出す
しかし「パッション」がなければ、その目的地をすぐに忘れてしまう。
まるでナビのリセットです。
ずっと目的地に焦点を当てておくためには「パッション」が大切です。
「お金持ちになりたい」と設定したとしても、「お金をどう使う?」「誰のために?」という大義がなければ、エネルギーは生まれません。
それはガソリンのない車のようなものです。
その「パッション」は、自分だけの幸せよりも、他の人の幸せをも願えた時に、より大きなエネルギーへと変わります。
行動こそが現実を変える
そして、多くの人が引っかかっているのが「行動」だと感じます。
頭ではわかっているのに、行動できない状態。
勇気がない、人目が気になる、お金がかかる、失敗が怖い、反対される――理由はさまざまですが、根底にあるのは「自分勝手なジャッジ」や「執着」です。
私は、人生は“ジャッジと執着を手放すゲーム”だと思っています。
執着やジャッジを手放し、自分をはめていたフレームから飛び出し、器と可能性を広げていく。
それが人生の醍醐味ではないでしょうか。
アファメーションよりも体験
時々、「私はできる」と唱えるアファメーションだけで願望実現を目指す人もいますが、それだけでは速度が遅いように感じます。
跳び箱を跳んだことのない人が、イメージだけでいきなり8段を跳ぶのは、少し無理がありますよね。
勇気を出して1段ずつ高くして挑戦する――その体験の積み重ねが必要なのです。
コンフォートゾーンを出る行動をして、その行動に対して自分を褒めてあげる。
すると「意外と簡単だった」と気づく瞬間が訪れます。
そのたびに自分の器は広がっていくのだと思います。
行動がパッションを生む
また、パッションがないことを理由に行動できない人もいますが、実は“行動するからパッションが生まれる”こともあります。
たとえば、掃除が嫌いな人が「面倒だな」と思いながら少し掃除をしてみたら、だんだんエンジンがかかって、気づけば引き出しの中まで片づけていた――そんな経験はありませんか?
そのうちに「家族をきれいな部屋で驚かせたい」といった想いが芽生え、自然とパッションが生まれていることもあります。
行動のスピードが人生を動かす
世界ナンバー1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズは、「思い立ったら90秒以内に行動するように」と言っています。
まずは行動です。
想像の世界だけでは、夢は実現しません。
たとえうまくいかなくても、その行動から学ぶことや、出会う人とのご縁は、後々きっと何かの糧になります。
行動がもたらすシンクロニシティ
先日、4日間、愛知と東京に出張に行き、多くの方とお会いしました。
そこでたくさんのシンクロが起こり、「やっぱり行動が大事なんだ」と改めて感じました。
2年前まで派遣社員として働いていた、かつてのクライアントさん。
もともと行動力のある方でしたが、久々に再会したら、なんと大物経営者になっておられました。
私も刺激を受け、いつもなら気後れしてしまうような場面で、尊敬する方に思い切って話しかけ、自分の想いを伝えてみました。
憧れだった人と出会う機会にも恵まれ、自分の可能性がぐんと広がったように感じています。
知らなかった世界を知ることで、創造力が拡大していくのを実感しました。
自分の人生を生きるということ
自分だけの短い人生。
人の目を気にしたり、自分の可能性を低く見積もって臆したり、毎日同じ行動を繰り返すなんて――もったいない!
そんな想いを込めて、このブログに記しておきます。
石田由起子
