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サロン 日常

泣き虫セラピスト

できるだけフラットな気持ちでセッションに臨みたいのに、セッション中に心が動かされて泣いてしまうことがあります。今日も初めましてのお客様の前で泣いてしまった…

決して同情や可哀相に思っての涙ではないのです。

美術館で心打たれる素晴らしい美術品に出会った時に流す涙に似ています。

どのお客様も懸命にご自身や愛する人の過去や現在、未来について考え、人生の意味を探り、闘って、葛藤して、立ち向かおうとしている姿が本当に力強くて、美しくて、格好良くて、凛々しくて。その存在に敬意を払っていると自然に涙が出てくるのです。

それでも、こういう立場で泣いてばっかりだと、お客様も不安になってしまいますよね。反省します。

石田由起子