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幸せのヒント

自分を愛する

スピリチュアル的に『自分を愛さなければいけない』とがんじがらめになっている方が多くいるように思います。『自分を愛しています』という方に時々違和感を感じることがあるので、今日はこのお題で。

『毎日、自分にありがとうって言いながら体をなでているのに、なぜ病気が治らないのですか?』

『毎日、かわいいねって自分に言っているのにどうして彼氏ができないんですか?』

こういう事を言われる方が多くいます。こういう方の表情は苦しそうにもがいているように見えることがあります。ご自身で『ありがとう』『かわいいね』と言っている時もそのような顔をしながら言っておられるのかな?と想像できるくらい。

『自分を愛す』って病気の自分も、彼氏がいない自分も愛することだと思うのですが、そういう自分は愛せていない。

ありのままの自分を受け入れることができていないのに、『ちゃんと自分を愛せています』という方の心のブロックは、なかなか手強いな、ということがわかってきました。理想の自分をさらに遠ざけている結果になっています。

無理に『ありがとう』『愛している』『大切だよ』『かわいいね』というキラキラ言葉をかけるから余計にそうじゃない自分を拒否しているのかもしれません。

私自身は『自分を愛さなければ』と思ったことは一度もないのですが、自然に自分を受け入れることができるようになった方法を書いておきます。

①ネガティブな感情はありのまま口に出して、泣きたい時は泣く

例『治らなかったら怖い。一生このままだったらどうしよう』

例『私って、ブスでスタイル悪い!だから彼氏ができないに違いない!一生一人でいるのは寂しい』

②その状況の中でもポジティブになれるようなことをできるだけ沢山挙げる

例『病気になったから、健康のありがたみがわかった』『栄養学に詳しくなった』『夫が作ってくれたおかゆ美味しかった』『友達が優しい言葉をかけてくれた』『自分が本当にやりたいことに気づいた』『熱があるってことは、諦めずに体が頑張ってくれている』『SNSで同病の友人ができた』

例『外国人にはもてる』『友達に色気があると言われた』『男友達は多い』『優しそうだねっていつも言われる』『ノリがいいと言われる』『生まれてくる時代を間違えた』『私は男性を見た目で選ばないということは、逆もありえる』『仕事はできる』『一人の気楽さも好き』

ひとつも嘘をつかないことが大切。徐々に自分のありのままを受け入れることができるようになります。

あとは日ごろから『罪悪感を持たないような生活』を送ること

夜中のお菓子、人の見てないところでのポイ捨て、陰口、困っている人を見過ごす、借りパク、親不孝、嘘をつく、謝ることができなかった、など罪悪感の材料になりがちです。

罪悪感の積み重ねは、自分への愛情を蝕んでいきます。

ほとんどの罪悪感は未然に防ぐことができます。

ポイントは社会通念ではなくて自分の価値観に照らし合わせて、将来の自分が『あの時の私は誇らしかった』『あの時、なんであんなことをしたんだろう』どちらを言っているか想像しながら選択し、行動をすることです。

石田由起子