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幸せのヒント

古今東西、共通する大切なもの

現在『こうあるべき』と言われている社会通念や常識、働き方、家族の在り方、美の基準、教育方針、法律など、10年経ったら、がらりと変わっていると思うんです。

海外に移住することになったら、すぐにでも今の当たりまえのことが当たり前でなくなってしまうし、国内でも地域が変わると、大きな価値観の違いを目にすることができます。

しかし、多くの人はその移ろいやすくて儚くて脆い価値観にばかりに気をとられて、一喜一憂している気がします。

時代、地域によって簡単に変わる価値観に心痛めたり、右往左往しなくてもいいと思うんです。

では、時代、地域問わず共通して全ての人が、大切にしてきたものって何でしょう?

私は『愛』と『生』だけだと思っています。

子を思う親の気持ち、子孫の順調な繁栄を願う気持ち、友情、困っている人を助けたい気持ちなど。

残念なことに、それらが手に入らなかった人でも愛を切望する気持ちはあったと思うのです。

『生』に関しても、死が目の前にくると誰もが「怖い」「死にたくない」「健康でいたい」と、『生』を願っていたはず。

自分自身の『愛』と『生』、そして、自分以外の『愛』と『生』を大切にしたら、うまくいくのではないではないか?と私は考えます。

他人の『愛』するものに対して常に敬意を払っていたら、争いは起こらない。

自分の『生』と同じく、他人の『生』も重んじていたら、お金や食料に困り生活できなくなる人がいなくなる。戦争がなくなる。

これは人間だけでなく、全ての動物にも共通していますね。植物や自然全て。

自然、地球を大切にして、全ての生命の『愛』と『生』を守ったら、何もかも解決しそうな気がしてきた。

石田由起子